今月の京都

安井金比羅宮「櫛まつり」9月24日

安井金比羅宮「櫛まつり」9月24日

安井金比羅宮の「櫛まつり」は、使い古した櫛や折れた櫛などに感謝を込めて供養するお祭です。1961年9月4日に京都美容文化クラブの主催で櫛供養が行われたのが始まり。"ク(9)"と"シ(4)"の語呂合わせなのでしょう。現在では毎年9月の第4月曜日に開催されています。

ちなみに安井金比羅宮は、京都の巷では「安井のこんぴらさん」と親しまれ、八坂神社から南に歩いて10分位のところにある神社です。東大路通りに面した大鳥居に、『悪縁を切り良縁を結ぶ』の横断幕が下がっていて、縁切り神社として知られた神社です。

この安井金比羅宮の境内北側の一角に「久志塚(くしづか)」があります。祭りは、午後1時頃から、この久志塚前で櫛供養の式典が行われます。
参拝者より寄せられた櫛を塚内へ納め、神事が行われ、拝殿では舞踊「黒髪」が奉納されます。その後、伝統の髪型と風俗衣装の解説があり、いよいよ「時代風俗行列」が行われます。

安井金比羅宮「櫛まつり」

古墳期から奈良・平安・室町・桃山・江戸(前・中・後期)・明治・大正時代、そして現代の舞妓まで、その時代ごとの髪型を美しく再現し、風俗衣装に身を包んだ女性たちが祇園花街界隈一帯を練り歩ます。時代ごとの髪型にはカツラは使わず、全て地毛で髪を結いあげられているそうです。
古墳時代から現代の舞妓の髪型に結い上げた女性たちが練り歩く姿は、まさに「女の時代祭り」と呼ばれるのにぴったりです。今や京の秋の風物詩の一つです。